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コラム
本社近隣のたより
「6年ぶりの山王祭・神幸行列」
2024.06.17
衣替えも済んで、6月。
今年は梅雨入りが遅く、なんだかそわそわと落ち着かない気持ちではありますが、ずいぶん日が長くなり、すっかり夏らしくなりました。
いわゆる夏祭り、にはまだ少し早い季節ですが、東京都千代田区・日枝神社では「山王祭」が催行されました。
日枝神社が位置するのは永田町~溜池山王のあたり。
麹町にある弊社からはすこし距離がありますが、少し前から街には飾りが出ていて「お祭りがあるんだな」と感じていました。
山王祭は、京都の祇園祭・大阪の天神祭とともに日本三大祭のひとつに数えられる大きなお祭り。
今年は6月7日から17日まで、様々な奉祝行事が行われました。
なかでも一番の見どころは、神幸行列。
神輿・山車とともに王朝装束に身を包んだ総勢500名・300mにもなる行列が、皇居・東京駅周辺・日本橋・銀座など都心を1日かけて巡行します。その全行程はなんと約23km!
山王祭のはじまりは、江戸時代。
日枝神社は江戸城の鎮守であったため、その祭礼には幕府からの支援を受けました。
3代将軍・徳川家光が江戸城の楼上からご覧になり、以降将軍の上覧拝礼は恒例に。江戸の祭りの中でも、最も多く城内入御を許された天下祭として名を馳せたそうです。
神幸行列を行う本祭は隔年での開催で、新型コロナウイルス感染症の流行で中止になっていたこともあり、今回は実に6年ぶりの催行だそう。
弊社のすぐ近くも、神幸行列が通りました。
先頭が見えないほど、行列が続いています。
さまざまな装束の人々の中には太鼓や雅楽器を携えた姿も。
山王祭HPには通過予定時刻が記載されているほか、アプリでは現在地をリアルタイムで見ることができて便利でした。
出発時や国立劇場、日本橋日枝神社などのスポットに到着した際は通知がきて、一日中お祭りの気配を感じます。
今年は像の山車が新たに増えるなど、歴史ある祭ながらどんどん新しく進化しているようです。
以前の写真と見比べると、衣装が少しずつ変わっているのがわかりました。
王朝衣装だけでなく、陣羽織に陣笠、裃などさまざまな装束の人が連なっています。
山車を牽いている人たちは、町ごとに揃いの法被を着ています。
山王祭WEBサイトには列の構成ものっていて、じっくり照らし合わせて見たいところなのですが、行列が進むのがけっこう早い!わずか2,30分ほどですべての列が通っていきました。
絵巻物のような行列のすぐ横を自動車が通っていたりして、日常と非日常が隣り合う不思議な光景。
近隣にお住まい・お勤めの方なのか、道沿いには見物に来た人も中々にいました。
弊社では日々すてきなお住まいをご紹介しております。
先日コラムでもご紹介した新築マンション「グランシエロ戸田公園ルクシア」のモデルルームは来月公開予定。その際にはまたご紹介させていただきます。
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